「健康」に戻す!! 「むち打ちのメカニズムと自分での対処の方法!」

こんにちは!

手技道の門田です。

 

4月に入り、だいぶ暖かくなってきましたね。

まだ、少し朝、晩は冷える時もあるので、

寒暖差により、体調を崩されることが

ないようにお気をつけください。

 

今回はいくつか質問のあったむち打ちについて、

さらに痛みとは、手技道の考えるダメージの

回復の流れも含めて、お伝えしていきます。

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なぜ「むち打ち」の痛みは

後からやってくるのか?
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皆さんは、交通事故や不意の転倒で、

「その時はなんともなかったのに、

数日経ってから急に痛くなった」

という経験はありませんか?

 

実は先日も、自転車で車と接触してしまった

患者さんがいらっしゃいました。

 

事故直後は警察とのやり取りや、

保険の手続きなどで気が張っていて、

痛みなんて微塵も感じなかったそうです。

 

ところが、3日、4日と経つうちに、

朝起きると首が回らない。

 

さらに1週間後には、

肩が重くて上がらなくなってしまった……

いわゆる「むち打ち」ですね。

 

なぜ、こうなるのかというと、

これには理由があります。

大きな衝撃を受けた瞬間、

私たちの脳は「緊急事態だ!」と

判断して、アドレナリンという

物質を大量に分泌します。

 

これはいわば天然の痛み止めのようなもので、

体を動かして、

 

その場を切り抜けるための

生存本能なのですね。

 

しかし、その興奮が冷めて、

体がリラックスモードに入ろうとした時、

ようやく隠れていたダメージが顔を出します。

 

これが「後からくる痛み」の正体です。

 

つまり、痛みが後から出るのは、

体がようやく「修理が必要だよ」

というサインを出せる状態になった、

ということでもあるのです。

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手技道が説く「原遺障害」

――体に刻まれたダメージの記憶
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ここで、手技道の根幹にある

「原遺障害(げんいしょうがい)」

という考え方について、

 

「原遺障害」とは、すごく簡単に言うと

「体に残ってしまったダメージの記憶」

のことです。

強い衝撃を受けた時、そのエネルギーは

単に筋肉を傷つけるだけでなく、

 

体の深部の筋膜、場合によっては

骨膜と呼ばれる骨の膜にまで到達します。

 

たとえ表面的な傷や、

レントゲンに写るような

骨の異常がなかったとしても、

 

受けた「衝撃のエネルギー」そのものが、

細胞や組織の中にギュッと

閉じ込められてしまうのです。

 

イメージしてみてください。

静かな水面に石を投げ込むと、

波紋が広がりますよね。

 

あの波紋が、体の組織の奥深くに

「止まったまま」残っている状態。

 

それが原遺障害です。

 

この「記憶」が残っている限り、

体は無意識にその場所をかばおうとして、

周囲の筋肉を硬く緊張させ続けます。

 

だから、一時的にマッサージなどで、

筋肉をほぐしても、大元の

「衝撃の記憶」が消えていなければ、

またすぐに体は固まってしまう。

 

 

これが「なかなか治らないむち打ち」

の隠れた原因なのです。

 

余談ですが、

手技道の施術を受けられた方の中には、

施術を続けるうちに、

 

怪我やダメージを受けた時の記憶が

蘇ってくる方がいます。

 

それは体とともに、記憶のリセットも

行なっているのと同じことですので、

だんだん体が元に戻っていくのが、

より深く感じられると思います。

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衝撃は「首」だけにとどまらない。

全身を駆け抜けるエネルギー
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「むち打ち」というと、

どうしても首の周りだけに

意識が行きがちですが、

 

実は体の中ではもっと、

ダイナミックなことが起きています。

 

車で追突されたり、

自転車で転んだりした時の衝撃というのは、

首だけにとどまるものではありません。

 

首から入ったエネルギーは

背骨を伝わり、骨盤を突き抜け、

足の先まで一瞬で駆け抜けます。

 

例えば、首を痛めたはずなのに、

なぜか膝に違和感が出たり、

以前よりも腰痛が、

ひどくなったりすることがあります。

 

これは、衝撃を受けた瞬間に、

体全体がドミノ倒しのようにバランスを崩し、

 

その「歪みの連鎖」が全身に

残ってしまうからなのです。

 

その為、手技道の治療では

首だけを見ることはしません。

足の指先から頭のてっぺんまで、

どこに「衝撃の記憶」が隠れているかを探り、

全身のバランスを整えていく。

 

そうすることで初めて、

むち打ちの本当の苦しみから、

解放される道が見えてくるのです。

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自分でできる「記憶の消去法」

――さすることの不思議な力

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では、治療に来られない間、

自分では何ができるでしょうか?

一番効果的で、かつ誰にでもできるのが

「さすること」です。

 

痛みがある場所、

あるいは「あ、ここをぶつけたな」と

分かっている場所があれば、

そこを手で優しくさすってあげてください。

 

もしお手元に、当院で販売している

「バンブジェル」があれば、

ぜひそれを使ってみてください。

 

ジェルの滑りが良くなることで、

より深部まで、刺激が入り

筋肉がゆるみやすくなります。

 

もし、ぶつけた場所が分からなくても、

痛みのある場所をさすってもらえば

大丈夫です。

 

なぜ「さすること」が良いのか。

それは、肌に優しく触れることで、

脳に「もうこの場所は安全だよ」

「緊張しなくていいんだよ」

という安心の信号を送ることが、

できるからです。

 

さすることは、いわば体に刻まれた

「衝撃の記憶」を優しく

書き換えていく作業なんですね。

 

 

最初は、痛くて触れるのも、

怖いかもしれません。

そんな時は、痛い場所の周辺からで、

構いません。

 

そっと触れて、なでてあげる。

慣れてきたら、

少しずつ痛い場所へと手を動かしていく。

 

この「なだめるようなケア」を繰り返すことで、

体は驚くほど素直に、

治る方向へと動き出します。

私たちの経験上、

来院される前からご自身で、

こういったケアをされていた方は、

 

そうでない方に比べて、

治療の進みが圧倒的に早いです。

 

日本には古来より手当てという言葉があるように、

あなたの「手」には、

それだけの力があるということを、

忘れないでくださいね。

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「痛み」は、

体からのラブレターだと思ってください
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最後にお伝えしたいのは、

痛みが出ていることを

決して悲観しないでほしい、

ということです。

 

痛みが出るということは、

あなたの体が

「ここを治したい!」

「助けてほしい!」と

必死に訴えている証拠です。

 

いわば、体からの

「一生懸命生きようとしているラブレター」

のようなもの。

 

そのサインを無視して、

「まだ動けるから大丈夫」と

無理をさせてしまうのが一番良くないです。

 

痛みに耳を傾け、適切な治療と

セルフケアをしてあげれば、

体は必ずそれに応えてくれます。

 

むち打ちだけでなく、様々なダメージはは、

時間が経てば経つほど、

その「記憶」が体の奥深くに

根を張ってしまいます。

もし、事故や転倒の後に少しでも

違和感があるのなら、

迷わずに手技道へご連絡ください。

 

遠方で来られない場合でも、

お電話で

「どういう風にさわればいいですか?」と

聞いていただければ、

精一杯アドバイスさせていただきます。

 

 

ぜひ、「原遺障害」を未来に

残さないために。

そして、あなたがあなたらしい

元気な毎日を取り戻すために。
私たちは、いつでもここでお待ちしています。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。